お雑煮やぜんざいなど冬やお正月には欠かせないお餅ですが、この時期になると戸棚で眠ってしまっていることが多いのではないでしょうか?
暑くなり、お餅は食べようとあまり思わなくなってきてしまいますよね。
そしていくら密封、密閉しているからとしても梅雨の来るこの時期にそのままにしておくのは怖いですよね。
今回はそんなお餅で作る甘酒のご紹介です。
お米で作るものと何が違う?
お餅で甘酒を作るとお米で作る方法と何が違うのか不思議に思う方も多いかと思います。
実はお米の甘酒よりも甘さの強い甘酒が出来上がります。ストレートで飲む甘酒よりも濃縮タイプのような仕上がりになるのも特徴です。
濃縮タイプに似ているのでヨーグルトやパンケーキなどにかけて食べることに向いているかもしれません。飲むときは好みの濃度に合わせて薄めて飲むのがオススメです。
なぜお米の甘酒より甘いの?
ではなぜお米で作る甘酒よりもお餅で作る甘酒のほうが甘くなるのでしょうか?
それは甘酒が甘い理由というのがでんぷんであるからなんです。
甘酒はお米のでんぷんが麹に含まれるアミラーゼという酵素によって糖に分解されることによって甘くなります。
そのでんぷんの量が普通のお米よりももち米、さらにはお餅の方が多くなるんです。
糖になりえるでんぷんの多い方が必然的に甘くできる可能性が大きいんですね。
お餅甘酒のつくり方は?
お餅の甘酒もお米の甘酒のつくり方とほぼ同じです。
お餅は一口大に切り、餅とおおよそ同量の水を入れてドロドロになるまで煮込みます。ドロドロになったお餅を60℃まで冷まし、そこに米麹を入れてかき混ぜます。
この後はいつも通りに甘酒を作るだけです。
最初はドロドロしていたお餅も甘酒になるころには少しとろみのついた甘酒になります。
保存期間や方法は?
ほかの甘酒と同じように冷蔵庫で1週間ほど、冷凍庫保管で1か月ほどです。
保存ができるとはいえ発酵が進むものではあるので早めに飲んでしまうのが理想です。
また、清潔な入れ物に入れることも大切です。甘酒は雑菌の繁殖がとてもしやすい場所です。甘酒を作る際も雑菌の繁殖を防ぐために煮沸や除菌することが大切です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はお餅で作る甘酒のご紹介でした。
普通の甘酒よりも甘くなるため、スイーツを作るときの砂糖の代わりだったり料理の砂糖の代わりだったりと使い勝手はかなりいいと思います。
お米で作る甘酒よりも好きな方はいらっしゃるかもしれません。ぜひ作って飲んでみてください!
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