海外の甘酒に似ている飲み物・食べ物

甘酒関連の記事
日本の甘酒ですが、似ている飲み物は世界にもあるんです。
今回は似ている飲み物や食べ物をご紹介したいと思います。
そういえば、材料は全然違うけど確かに似ているかも?材料や工程は似ているけど少し違う?そんなものもあったのでご紹介します!

甘酒と似て非なる日本のお酒?

日本のお酒でも似ているものがあるのは知っていましたか?
『どぶろく』です。
どぶろくは甘酒を発酵させて、日本酒を作る工程の中で濾すという作業を省いたときに完成するお酒です。しっかりと濾すと清酒に、清酒よりも控えめに濾すと濁り酒に、全く濾さないとどぶろくとなります。
どぶろくの魅力は何といってもレジスタントプロテインと呼ばれる消化されないたんぱく質です。このたんぱく質は脂肪を包み込んで食事の際には脂肪の吸収を抑えてくれる効果があると言われています。
また、甘酒のお酒ですので美肌効果や整腸効果なども期待できます。

似ているのは名前だけ?

ひな祭りに飲む方もいる『白酒』ですが、似ているのは名前だけだって知っていますか?
日本では白い甘酒などが白酒に似てそうだと思われるかもしれませんが、中国では白は無色という意味があるそうです。そのため、白酒は透明な蒸留酒です。
材料もトウモロコシやジャガイモなどの穀物になるので甘酒とは全くの別物です。
甘酒に花びらを浮かべるという文化は、中国で白酒に魔を払い神秘の力がある桃の花を浮かべる文化が日本に入ってきたからだと言われています。
日本と関わりの深い甘酒に似ている?『白酒』でした。

似ている天然甘味料?

中国には甘酒とほとんど似ている天然の甘味料である『酒醸(チューニャン)』というものがあります。
甘酒との違いは発酵の温度と時間。
甘酒は一夜酒と呼ばれるほど作製に時間がかからない飲み物です。しかし、酒醸はおよそ2日発酵させます。
温度も違います。甘酒は55~60度で作られるのに対し、酒醸は30~40度で作られます。
中華料理には切っては切り離せない調味料です。

甘酒の日本じゃない呼び方?

朝鮮伝統の発酵飲料とされる『タンスル』ですが、意味は甘酒という意味なんです。
韓国ではシッケという名前が使われることが多いそうです。
名前などは似ているのですが中身はかなり違います。
そもそも甘酒は米と米麹でできていますがタンスルは麦芽粉と米と水で作られます。どちらも発酵することは間違いないですが、材料はかなり違うことが伝わったかと思います。
タンスルは甘酒よりも飲みやすい甘さのためこちらの方が好きだという人も少なくないと思います。

食べる甘酒?

日本の甘酒は飲むものですが、海外には食べる甘酒に似たものがあります。タイの『カオマーク』という名前の食べ物で伝統的なものはバナナの皮に、最近ではプラスチックの袋に入って販売されているそうです。
スプーンで食べるカオマークも飲む甘酒もどちらも米と麹で作るものですが、麹や発酵の時間や方法が違うものとなります。
日本のうるち米とは違いタイ米で作る分あっさりとした感じで好きな人はいるかもしれません。

まとめ

いかがだったでしょうか?
甘酒に似た飲み物や食べ物はやはり米や発酵文化のあるアジア圏に多いことがわかりました。
この記事を書いているときに韓国のシッケが気になり、購入して会社の人と飲んでみました。思っていたよりも好評でシッケの香りが炊き立てのご飯のような香りだと盛り上がりました。
ぜひ気になる方は飲んでみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました